Botanical lab アロマ エッセンシャルオイル イランイラン 10ml セラピーグレード アロマテラピー
イラン イラン オリエンタル系
Ylang Ylang
植物データー
原料となる植物/イランイラン
学名 caning odoreta
科名 バンレイシ科
おもな産地 コモロ、マダガスカル、レユニオン島
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野生では高さ10mを超える常緑高木。精油の原料となる
花はジャスミンに似た強い香りを放つ。
精油DATA
採油方法 花の水蒸気蒸留法
揮発度 ミドル~ベースノート
香りの強さ 中~強
香りの特徴
大人の女性に似合う高級香水を 淡黄色
思わせる濃厚で甘美な香り。
使い方 主な使用方法
フレグランスやマッサージなど、幅広い用途に、
オススメブレンド 柑橘系、ハーブ系の精油にブレンドすると、香りに深みが出る。
濃厚で女性らしさが強調できる。
こんな時にオススメ
現代のストレス社会の中、リラックスしたいのに心からできない時、喜怒哀楽の感情を内に秘めてしまいがちな時、心を落ち着かせリラックスするとともに、精神を高揚させ、楽しさや喜びの感情をもたらします。自信を取り戻すことを促してくれるので、イライラや落ち着きのなさが和らぎます。女性的なエネルギーを高めてくれる性質もあります。
精油の働き
心へ 1心配事や不安、パニックから解放し、元気づける。
2ロマンチックな気持ちを高める。
体へ 1血圧を下げ動悸を抑える。
2不感症気味の人にも働く。
肌へ 1脂性肌の皮脂バランスをととのえる。
2ホルモンバランスが整うことで肌にハリやうるおい感が蘇る。
不安から心を解き放ち、
恋する気持ちを高める甘く官能的な香り
エキゾチックで、甘くフローラルな香りを持つ精油です。
イランイランという名前は、『花の中の花』を意味するマレー語の
『アランイラン』に由来。原産地はモルッカ諸島です。
甘く濃厚なイランイランの香りには古くから催淫効果があるといわれ、
原産地では、新婚のカップルが夜を過ごすベッドにイランイランの花びらを
敷き詰める風習があるそうです。その官能的な香りは、高級フレグランスの原料としても
広く使われ、よく使われる香りの一つです。
精油は、その上流家庭の違いで4段階の品質に分けられ、価格にも幅があります。
なかでも『イランイラン・エクストラ』は蒸留時間の最初の1~2時間に蒸留される
最高品質のもので、二次蒸留以降の精油に比べて軽く、親しみやすい香りが特徴です。
【主な作用】
鎮静、鎮痛、鎮痙、血圧降下、精神高揚、抗不安、抗うつ、催淫、女性ホルモン調整
抗炎症、抗菌、抗ウィルス、子宮強壮
【主な成分】
モノテルペンアルコール類:リナロール50~60%
フェノールエーテル類:パラクレゾールメチルエーテル10~20%
エステル類:酢酸ゲラニル3~10% 酢酸ベンジル5~10%
※モノテルペンアルコール類のリナロールには、鎮静、血圧降下作用がある。
※フェノールエーテル類のパラクレゾールメチルエーテルには、刺激作用が少し含まれる。
【相性の良い精油】
オレンジ・スイート、サンダルウッド、ジャスミン、ベルガモット、ラベンダー、
レモン、ローズ
【B/F&ノート】
B・F:4
ノート:ミドル
【使用上の注意】
刺激性があるので、低濃度での使用がオススメ。少量を他の精油とブレンドすることで
香りに深みとエキゾチックさを表現することができる。
妊娠初期・分娩前後の使用は控え、妊娠後期、授乳期間中は半分の濃度で使用。
アロマテラピーのしくみ
『香り』はどのようにして、人の心と体に影響を与えるのでしょうか?香り(エッセンシャルオイルの成分の分子は、ふたつの経路から人の心と体に作用します。
嗅覚から脳へ
まずひとつは、エッセンシャルオイルの成分の分子が、感覚器(嗅覚)から脳へ伝わる経路です。香りを嗅いだとき、エッセンシャルオイルの刺激は下図のような経路をたどっていきます。
特徴的なのは、脳の中でも「大脳辺縁系」
という、いわゆる「脳の原始的な部分」(感情、記憶、せいよく、直感など本能に関わる部分)に、最初に伝わることです。
そのため、香りを嗅ぐと『気持ちが良い」「好き」「嫌い」といった反応が起きたり、「キンモクセイの香りを嗅ぐと学生時代を思い出す」というような香りに関連した記憶が呼び覚まされたり、感情や気分に影響されることが起こります。
さらに、大脳辺縁系にある視床下部は
自律神経や内分泌系を調節している中枢で
あるため全身の調節にも影響を与えます。
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皮膚や粘膜から全身へ
もう一つの経路は、皮膚や肺などを介して血管に入り、血管循環により全身に伝わる
経路です。皮膚に塗布されたエッセンシャルオイル(キャリアオイルなどで薄められたもの)の成分は皮膚に浸透して、真皮層にある毛細血管やリンパ管に入り、体内を循環します。成分によっては皮膚内で保湿に働くなどの作用をします。
また、エッセンシャルオイルを吸入すると
一部が肺を通過して血管に入り、体内を
循環します。成分の種類によっては局所的に気管支や肺に作用し、炎症を鎮めたり、痰を出しやすくするなどの働きがあります。
そして、血管循環により吸収された成分は、
血流とともに全身の組織や器官を巡ります。そのあとは、肝臓で分解され、腎臓で濾過され、尿の中へと排出されたり、汗や呼気(吐息)便の中にも排出されます。
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- 鼻腔のにおいがを感じる部分にあたる嗅上皮に付着
- 嗅毛にキャッチされ、嗅細胞が興奮する。
- キャッチした情報(嗅覚刺激)は電気信号(インパルス)に変換されて嗅神経に伝わる。
- その信号が脳の中に伝わり、嗅球、嗅索を経て大脳辺縁系という脳の領域に達する。
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そのあと、大脳皮質の嗅覚野に伝わり、におい」として認識される
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エッセンシャルオイルの作用
精油がもたらす作用とは、
植物にとっての芳香物質の役割は、植物が受粉したり種子を選んだりするために昆虫などの生き物を引き寄せる「誘因効果」、昆虫などに摂食されることを防ぐ「忌避効果」、カビや有害な菌の発生を防ぐ「抗真菌・抗菌効果」など、さまざまなものがあると言われています。
このように、種を保存して行くために植物が作り出した天然の化学物質を集めたものが精油です。1種類の精油につき複数の成分が含まれていて、多様な効果を併せ持っています。
精油のさまざまな作用のうち、中でも特に身近な作用を紹介します。
鼻やのどがつらい時に
呼吸器系機能調整作用
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鼻やのどなど、呼吸器系のトラブルを改善します。
代表的な精油
フランキンセンス、ユーカリ、タイムリナロールなど
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ストレスに強い心と体に導く
抗ストレス作用
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心をざわつかせる原因となる、ストレスへの抵抗性を高めます。
代表的な精油
ラベンダー、ベルガモット、プチグレンなど
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心身をリラックスさせる
鎮静作用
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神経系のはたらきを鎮めて、心身をリラックスさせる作用です。
代表的な精油
ラベンダー、サイプレス、イランイランなど
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胃腸のはたらきをよくする
消化保進作用
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胃腸の働きを活性化し、消化を助けます。
消化器系の感染症を予防する。
代表的な精油
レモン、ペパーミント、オレンジなど
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細菌やウイルスの増殖を抑える
抗菌・抗ウイルス作用
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細菌やウイルスなどの増殖を抑える作用。風邪の時期に活躍します。
代表的な製油
ティトゥリー、ユーカリ、レモンなど
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つらい痛みを和らげる
鎮痛作用
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痛みを和らげてくれる作用、関節痛などの痛みにも。
代表的な製油
ラベンダー、ローマンカモミール、マジョラムなど
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自律神経のバランスを整える
生体リズム調整作用
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自律神経(交感神経・副交感神経)のバランスを整え、睡眠、血管、体温、内臓の働きなどを正常化する。
代表的な精油
ラベンダー、ゼラニウム、レモン、フランキンセンスなど
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炎症を抑える
抗炎症作用
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肌荒れを抑え有害物質や刺激などによる炎症を緩和します。血行を促し、リンパの流れを良くする。
代表的な精油
ラベンダー、マジョラム、ジャーマンカモミールなど
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ホルモンの分泌を調整
ホルモン調整作用
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生理痛、月経前症候群(PMS)、更年期障害などの症状の改善にはたらきます。血行を促して体を温める。
代表的な精油
イランイラン、クラリセージ、ローズオットーなど
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皮膚の潤いを保つ
皮膚細胞活性化作用
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細胞の新陳代謝を促す作用。
血行を良くし肌に弾力を与えしわやたるみを防ぐ。
代表的な精油
ネロリ、サンダルウッド、フランキンセンス、など
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天然の虫除け効果
虫除け作用
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虫を寄せ付けない作用。精油に含まれる蚊、ダニ、ゴキブリなどが嫌う成分が虫除けとしてはたらきます。
代表的な精油
レモングラス、ゼラニウム、ユーカリなど
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尿の排泄を促し、むくみを解消
利尿作用
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体の中の余分な水分を、尿にして排出することを促す作用です。体内脂肪の燃焼を促して老廃物を排出させて
代表的な精油
ジュニパー、グレープフルーツなど
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